睡眠は、寝具の状態、寝室の広さ、明るさ、香り、温度、湿度などさまざまな要因が影響を受けます。
そこで今日は、寝室に適した温度についてご紹介します。
快眠のために寝室を何度くらいに保つべきなのかについては、説によって多少の誤差はありますが、一般的には
夏は約 26℃〜28℃
冬は約 18℃〜23℃
と言われています。
まず、夏場について。
夏になると「熱帯夜」という言葉をよく聞きますが
、熱帯夜とは夜間(夕方から翌朝まで)の最最低気温が25℃以上のことを言います。近年では、6月下旬から9月中旬くらいまでかけて、年間30日以上も熱帯夜になることがあります。2006年から2008年のデータでは、東京都千代田区は熱帯夜が25.3日、大阪市では43.3日もあったそうです。熱帯夜のデータは
wikipedia の熱帯夜のページ にありますので、興味のある方は見てみてください。
こういうデータを踏まえると、夏に寝室を26℃〜28℃に保つには、やはりエアコンの力を借りることが多くなってしまいますね。ただ、冷え過ぎは禁物なので、タイマーや扇風機、
サーキュレーターなどを上手に利用しましょう。扇風機やサーキュレーターを使うときは、
風が直接体にあたらないように気をつけましょう。
では冬はどうでしょうか。
18℃〜23℃というと、パジャマの上にカーディガンなどを1枚はおって快適、というくらいでしょうか。実は今、これを書いている部屋の温度が20℃ですが、私は半袖のTシャツにadidasの薄いジャージを羽織っていてちょうどいい感じです (^_^)
あまりにも寒い日はエアコンやストーブを使うことになると思いますが、その時のポイントをご紹介します。
私たちは眠りに入るときに、体温を少しだけ下げています。体温を下げることでエネルギーの消費を抑え、熟睡できるのです。ですから、自然な体温低下を妨げないように、エアコンやストーブの利用は控えめにすることが、快適な入眠のポイントとなります。体は体温を下げようとしているのに、寝室を暖かくしすぎては逆に入眠を妨げてしまうことになってしまうのです。
また、お布団の中の温度は、33℃程度が睡眠に適していると言われています。季節の変わり目などは、温度計で布団内の温度を計ってみることをおすすめします。
なお、快適な寝室は、温度とともに湿度も大変重要です。快眠のための寝室には、どのくらいの湿度が適しているのかについては、また改めてご紹介します。